美しい女たち(丁寧に扱われるおんな)

幼いころから美しいものが好きだった。

学校をずる休みしては

wow wowでパリコレを見てた。

雑誌の中でロケバスの前でほほ笑むモデル達に憧れてこの世界で仕事をするようになった。

私の側にはいつも美しいおんなたちがいる。

美しい事と美しく生きる事は

時々違うと知るまで

とても長い時間がかかったように思う。

さぁ、東京のど真ん中で、

強くしなやかに生きている

おんなたちの話をしよう。

【丁寧に扱われるおんな】

いつ会っても凛としてる。

背筋はすっと伸び、ハーブティーのカップに伸びる手はネイルの先まで美しい。

その子の生まれも育ちも知らないけれど、

どこからか湧き上がってくる自信は

清々しささえある。

「自分は丁寧に扱われて当然」

というオーラは私より10個下の彼女には

到底重すぎるようにも感じた。

彼女は無論、自分をとても丁寧に扱う。

食べるフルーツも厳選し、

施すメイクもとても繊細だ。

最近、電撃的に結婚したご主人は

やはり彼女を丁寧に扱う。

それが当たり前かのように

誕生日はホテルで祝い

家に家政婦を雇う。

ふと小耳に挟んだ話では

彼女はどこかのご令嬢というわけではなく

地方のごく一般的なご家庭に生まれたらしい。

それでもやはり

彼女は「丁寧に扱われて当然」のおんなだ。

人として面白いかつまらないかはさておき

人から丁寧に扱われたいならば

まず自分を丁寧に扱うべきだ。

小話(こばなし)のオチに

自分を持ってくるなんてもっての他。

空気なんてものは周りに読んでいただくものだ。

やたらと器用にこなしすぎて、

なんだか主役になれない貴女に伝えたい。

あなたもきっと

「丁寧に扱われるおんな」である。

違いはただ、自分がそう思い込んでいないだけだ。